済昭園は平成30年度に創立90周年を迎えます。
90周年記念事業のひとつとして、3ヵ年に渡って職員研修旅行を計画いたしました。
その第7班が9月10~11の二日間の日程で京都・大阪まで行ってまいりました。
出発の日の一週間前には猛烈な台風21号が関西地方を直撃していたため、旅程がスムーズに進むか危惧しておりましたが、当日は雨も降らずに涼しくなりかえって過ごしやすい天候となりました。
参加人数は法人内の各事業所から集まった17名です。
まず初日は、新幹線にて京都入りしました。
済昭園の創立者は「小佐々祖伝尼」といい、「光桂寺」というお寺がその母体となっています。
「光桂寺」は臨済宗ですので、その本山である「大本山 妙心寺」を訪ねました。
妙心寺ではその圧倒的なスケールの大きさに驚かされ、一般では入ることのできないお堂まで拝観させていただくといった特別待遇を受けながら、皆その歴史と威容に圧倒されていました。
中でも『法堂』の天井に描かれている『雲龍図』には感銘を受けるとともに、見る角度によって昇り龍となり降り龍ともなる不思議な感覚を味わうことができました。
さらに兼好法師の徒然草にも記載があるという国宝の『黄鐘調の鐘』を間近に見ながら、その音色を聞かせていただいた時には感動すら覚えてしまいました。
非常に貴重で神秘的な体験をすることができました。
その夜には大阪へと移動し、済昭園児童養護施設の卒園生であり元幕内力士である「佐賀昇」関が営むちゃんこ鍋屋『すもうキッチン佐賀昇』を訪問しました。
名物の塩ちゃんこ鍋がとにかく美味で、あっという間に平らげてしまいました。
佐賀昇さんには、大酒のみの集団を快く迎え入れていただき、またサービス満点の料理でもてなしていただき感謝の言葉しかありません。ありがとうございました!
二日目は『USJ ユニバーサルスタジオジャパン』で心ゆくまで楽しみました!
ハリーポッターやミニオンのアトラクションが人気で、どの職員も我先にお目当てのアトラクションへと向かっていました。
帰りは新大阪駅でお土産を買い揃え、のぞみ号にて帰路につきました。
今回の研修旅行は、済昭園の歴史を深く知るための研修と、職員の福利厚生及びリフレッシュを融合させた取り組みとして実施しました。
研修旅行参加者全員が、この研修旅行に参加できて本当に良かったと感じてくれています。
今後も職員がここに勤めてよかったと思えるような取り組みを実施するとともに、そこで英気を養ってくれた心身で、よりよい福祉サービスの提供へとつなげていければと思っています。