令和6年1月1日に発生した能登半島地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
要介護者等を受け入れるための施設が石川県内では一杯となり、近隣県への移送も一部進んでいるようですが、それでも間に合わない方々が1.5次避難所に身を寄せられています。
「1.5次避難所(石川県金沢市)」への介護職員の応援依頼もあり、済昭園としても職員一名を派遣することとしました。
職員の中に被災地支援のために是非応援に駆け付けたいと手を上げてくれた職員がおりましたので、4月17日に現地入りし4月18日より4日間、当法人を代表して災害支援活動を実施していただきました。
派遣した職員の感想として、
活動する中で被災され避難所での生活を送られている方々から
・自宅が倒壊して住めない
・ライフライン(特に水道)が復旧していない
・食事は3か月半経過した今でも冷凍ですませるしかない
等の悲痛の声を聴き、
事前に派遣先で自分に何ができるのかを考えてはいたが、実際は被災者の方々の声を聴くことしかできず「一人では何もできないこと」「チームケアの大切さ」を改めて考えさせられたとの感想を持っていました。
また、今の生活が当たり前ではないことを目の当たりにし、日々の感謝がこみあげてくると同時に、この経験が今後の成長につながると思う、と述べていました。
法人としてもこのような支援を行えたことを嬉しく思います。
今後も微力ではありますが、被災された皆様にも微笑みがあふれる生活を送っていただけるよう一日も早い被災地の復興を心より願っています。