児童養護施設
済昭園
基本情報
佐賀県嬉野市塩田町大字五町田甲3443番地
概要
本園
本園の1階は地域交流センター、事務室、学習室、心理室・プレイルーム、厨房等があり、2階は児童の生活空間となっています。
同様に、本園の別棟も1階はリビング等となっており、２階は児童居室等が設置されています。
分園型小規模グループケア 大樹
「分園型小規模グループケア」は、本体施設とは離れた場所に位置し、より家庭的な環境での支援を実施しながらも本体施設の一部として常に連携しながら運営されています。
温かい家庭的な雰囲気の中、個という部分を大切にしながら自主性に富んだ生活を送ります。
思いやりの精神を養うということを目的のもとに、「大樹」という名称で平成16年12月に定員6名で開所しました。
分園型小規模グループケア 華
分園型小規模グループケア「華」は令和2年9月に本園と同じ小学校区内に定員6名で開所しました。
「華（はな）」とは華々しく、また大切な要点であることを意味します。卒園しても素晴らしい人間に成長することを祈念しつつ命名しました。
近隣住民との適切な関係を保持しつつ、集団生活の中でより家庭的な環境の中で養護を実施することにより、子どもの社会的自立に寄与することを目指します。
地域との繋がりも大切にし、地域の行事にも積極的に参加しています。近隣の方の温かい見守りの目があってこその「華」です。地域の中で子どもたちを育てていくことを大事にしています。
特徴・取り組み
取り組み
【 安心して生活できる場の確保 】
衣食住その他の健康に関わる環境の整備を行い、規則的な生活リズムと睡眠の確保に努めています。また、職員との安定した関係性の構築や、見守られている安心感を実感できるように支援しています。
【 生活・学習の支援（自立に向けて） 】
成長に必要な保育、教育、社会活動などの機会の保証を約束します。卒業後の社会的自立のための生活指導や学習指導も実施しています。
【 家庭的支援 】
分園型小規模グループケアを設置し、大舎制からユニットケアへ移行しています。また、家庭生活体験事業（家庭的雰囲気に触れる）も意識しています。
【 保護者支援 】
家族との関係調整（FSWによる家庭訪問、面会、児童の近況報告、学校行事への参加を促す）も実施します。また、保護者通信「七転八起」を発行（年1回）し、情報の提供も行います。
【 アフター支援 】
卒園生への支援（連絡、相談、その他の援助）を実施します。家庭復帰した児童または家庭への支援（連絡、相談、その他の援助）も併せて行います。
【 心理ケア 】
心理療法士を配置し、心理面接や精神科受診も行っています。また、個別対応職員による個々にあった支援や、個別的な関わりを通して、情緒の安定や豊かな心を育む取り組みも実施しています。
日課
本体施設と大樹や華では日課に大差はありません。
それぞれ子どもたちの生活リズムに合わせ、ゆったりとした家庭的な時間を過ごせるよう配慮をおこなって生活をします。
どのホームでも生活のルールは、基本的に子どもと一緒に考えています。子どもたちの考えを第一に尊重し、何でも大人が決めるのではなく、子どもたち自身が自らの意見を自然に述べることができるように、自治会（家庭でいう家族会議）を毎月行っています。
取り組み・分園型
「大樹」や「華」では食事も洗濯も掃除も、生活に入っている職員が行っています。特に食事においては子どもたちの目の前でメニューを考えたり、料理をすることで残すことに抵抗を感じたり、残り物のアレンジに気づいたりする様子も見られます。子どもたちから「これを作ってみたい」などの声や進んで手伝いをしてくれることも少なくありません。
活動・行事
球技活動、礼儀作法クラブ（華道、茶道）、公文教室、卒園激励会、誕生日外出、各棟でのクッキング、誕生日会、外出、イベント等、多種多様な行事を実施しています。
その他事業
【 子育て短期支援事業 】
児童の保護者の疾病や出産、出張などの理由で、一時的に養育することが困難になった場合に児童をお預かりします。
利用の手続きなどのご相談は、各市役所の担当窓口まで連絡が必要です。
【 里親支援 】
里親制度の普及・啓発、相談対応、登録支援、マッチング支援、委託後のフォローアップ、里親家庭への定期訪問、関係機関との連携調整等、多岐にわたり支援します。
【 嬉野市ファミリーサポート事業との連携 】
「嬉野市ファミリーサポート事業」を利用される方に、場所の提供と食事の提供を無償で行っております。是非ご利用ください。
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