「基本理念」を簡潔に表すものとして、“スローガン”・“私たちの約束”・“ロゴ”を策定しました。 |
「 一日不作、一日不食(いちじつなさざれば、いちじつくらわず)」 |
一日働かなければ、その日は食事ものどを通りません。 転じて、人としてするべきことをする。 社会のため、人のためになることをするという意味の禅語です。 これは祖伝尼の口ぐせであり、済昭園創立時のモットーと呼べるものでした。 |
済昭園は創立当初から、 ただ、一方的に助け、与えるというのではなく、 できることを共にやっていく、共に支え合い、共に生きる。 それが人間としての生きがい、本当の救いにつながる、 との想いを大切にしてきました。 |
これは、今まさに求められている地域共生社会の考え方そのものです。 新しいスローガンは、この想いを内包して表現することとしました。 |
『 これからも、』 これまで歩んできた歴史も、これから先の未来でも、 |
『 ここで 』 ここ嬉野を中心としたこの地域で、 |
『 あなたと。』 人と人とが、共に支え合って、共に生きていく。 |
このスローガンに込めた想いを共に分かち合いたい。 全職員、子供たち、高齢者の方々、地域の皆さんと、 みんなで一緒に。 |
私たち済昭園は 昭和三年から続く 禅宗のお寺を母体とした社会福祉法人です。 初代園長、小佐々祖伝尼の 「困っている人たちをあきらかに救う」という強い想いのもと、 境内の小さな養老院・孤児院として始まりました。 身寄りのない人 身体の不自由な人 孤児となった子、 老若男女の数え切れない人たちを、優しく照らして救済してきました。 |
私たちは 刻を越えて 約束します。 |
ここに済昭園があるから大丈夫と 思ってもらえる 「安心の礎(いしずえ)」となること。 |
いつも心のあたたかさを感じ 微笑んでもらえる 「幸せの灯(ともしび)」となること。 |
人と人とが 豊かな気持ちで 支え合っていける 「心の 故郷(ふるさと)」となること。 |
幸せ 贈ります。笑顔に添えて。 安心 贈ります。優しい言葉を添えて。 ここ嬉野で、皆様の 心の故郷(ふるさと)であり続けるために。 |
『これからも、ここで あなたと。』 のスローガンと同じく、 「一日不作、一日不食」の精神をもとに、新しいロゴを作成しました。 人と人とが、共に支え合い、共に生きる。 この意味を形にしました。 |
ロゴマークに用いているモチーフ、これは済昭園の母体である 光桂禅寺の家紋『鍋島花杏葉紋』から抽出したものです。 |
四つのモチーフで構成されており、それぞれ、 【子供たち】【高齢者(支援を必要とする人たち)】【職員】【地域の方々】 を意味しています。 |
それらが互いに支え合って、寄り添い、和となることで、 社会を“昭(あきら)かに済(すく)う”灯の光が、光芒となってその中心に現れるのです。 |
また、ロゴタイプは、済昭園の90年の歴史を感じさせつつ、 柔らかさと温かみ、気品までも醸し出されるものとなりました。 “昭か”に世の中を照らす 灯 を表現するために、『昭』に灯の光を配置しています。 |
私たちは、このロゴを胸に掲げ、 ここで めぐりあう すべての人を 昭らかに済うために、 その使命を果たして参ります。 |